今回ご紹介する本は
ハル 哲学する犬
大切な人に贈りたい
ささやかだけれど
こころほどける物語。
拉致被害者の蓮池薫さんが訳された本です。
長女に勧められ手に取った本ですが、可愛いくて暖かなイメージのイラストと言葉の数々がとても心地良かったです。
1時間くらいでさらっと読めます(*^_^*)
本文より↓
立ちどまってこそ幸せになれる
1日に一度だけでも
少しのあいだ、その場に立ちどまってみませんか。
今後の計画を立てたり、さきの目標のことを考えたりしないで、
ただそのままじっと・・・
その場にちょっとのあいだだけ、止まってみてください。
そうすれば、いま通り過ぎていくもの、
もう過ぎ去ってしまったものが、おのずと見えてくるでしょう。
青い空や雲、星、そしてその空間で、
さんぜんと光をはなつ愛のような、
ぼくたちの人生にとって、
かけがえのないものが見えてくるでしょう。
だれかに会うことも、だれかに学ぶことや教えることも、
みんなやめて、ここでしばらく立ちどまってみましょう。
目を閉じたままじっと立ち、いったい今がいつなのか
ぼくたちは今どこにいて、
これからどこへ行こうとしているのかを
いっぺん考えてみましょう。
みんないそがしすぎるのです。
立ちどまってこそ幸せになれるのです。
ながい歳月、おなじところに根を張っている木が
ますますみどりに映え、うつくしくなるのとおなじように。
忙しい毎日。
立ちどまってボーっとするのも必要なのかもしれないですね。
興味もたれた方、読んでみて下さい。