神様のカルテ

神様のカルテ

今回も以前読んだ本のご紹介。

神様のカルテ

-夏川草介-

あらすじ
主人公・栗原一止(くりはらいちと)は、信州松本にある本庄病院に勤務する内科医である。彼が勤務している病院は、地域医療の一端を担うそれなりに規模の大きい病院。24時間365日などという看板を出しているせいで、3日寝ないことも日常茶飯事。自分が専門でない範囲の診療まで行うのも普通。そんな病院に勤める一止には最近、大学病院の医局から熱心な誘いがある。医局行きを勧める腐れ縁の友人・砂山次郎。自分も先端医療に興味がないわけではない。医局に行くか行かないかで一止の心は大きく揺れる。そんな中、兼ねてから入院していた安曇さんという癌患者がいた。優しいおばあちゃんという感じで、看護師たちには人気者だが、彼女は「手遅れ」の患者だった。「手遅れ」の患者を拒否する大学病院。「手遅れ」であったとしても患者と向き合う地方病院。彼女の思いがけない贈り物により、一止は答えを出す。

最初は文字を読み進めるのに抵抗があるくらい聞きなれない古風な表現なんですが、その古風な表現が後半はなんだか心地よく感じます。

人は神様ではないんです。当たり前だけど、迷って迷ってもがいて前へ前へ進んでいけばいいんだ!と私はそんな風に捉えました。

読み終えた後のなんて伝えたらいいか上手く表現出来ないけど淡い染井吉野の花ビラが自分に舞い落ちてくるような・・そんな優しい気分になれる一冊です(^_^)

あまり上手に本の良さを伝えられませんが、自信を持ってお勧め出来る一冊です(*´∀`*)

 

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